【あなたらしい看取りのかたち】

70代前半、パーキンソン病と腎臓がん。
気管切開もあり、動くことも、言葉で伝えることも難しい状態でした。

それでも、
「やりたいこと」を最後まで大切にされた方でした。

大好きだったのはマージャン。
毎日インターネットで楽しみ
環境を整えるためにパソコンも何度か新しくしました。

有馬記念の日には
みんなで大きなモニターを囲んで観戦。
その時間も、とても楽しそうに過ごされていました。

そして
「最後に一度、リアルでマージャンをやりたい」
その想いを叶えることができました。

その一週間後、旅立たれました。

「全部やりきれたのかな」
そんなふうに感じるほど
その方らしい時間を過ごされていたように思います。

マージャンでは最後まで一度も上がれなかったけれど
「向こうで会ったら、またやろうね」
そんな想いが自然と出てくるような時間でした。

そしてもうひとつ。
クリスマスには、10年ぶりにケーキを。

ささやかなことかもしれませんが
その方にとっては大きな大切な時間でした。

最期まで「その人らしく」過ごすこと。
それを支えることも、私たちの役割です。

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