在宅看護・介護のメリットとデメリット

2020/12/19
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こんにちは!

生まれてこの方、手が荒れたことがない事務部長Kです!

 

妻はもうすぐ荒れてしまうので、

洗い物を自分がする時は、なんだか自然由来のヤシの実洗剤を使っています。

 

私はその点、全く手荒れだけはしません。

 

心と机の上は荒れやすいですけどね。

 

 

前回お伝えした通り、

本日は在宅看護・介護(長いので以下、「在宅」とします。)のメリットとデメリットを、

ワタシ的観点で書いていこうかなと思います。

 

 

まず、デメリットです。

 

 

デメリットとしては、「即時対応は出来ない」という事が一つ挙げられます。

 

在宅で訪問看護や訪問介護を受けていく際に、私達も出来る限り患者様宅へ駆けつけられるようにしていますが、

どうしても病院のように

「ナースコールを押せばすぐに誰か来てくれる」などと言ったことは難しいです。

 

なので、

もし在宅でご家族や自分自身が最後を迎えたいのであれば、

何かあった時に備えてある程度の覚悟をしておくべきかと思います。

私達在宅のスタッフの中でよく使う言葉に、

「DNAR」という言葉があります。

 

 

Do Not(行わない) Attempt(試みる) Resuscitation(蘇生)

 

という英語の直訳の通り、

急変時に心肺蘇生等の措置をしないという意味の言葉です。

私達は看取りを勧めていく中で、

必ずこの事をご家族やご本人に確認していきます。

 

 

病院であれば確実に誰かがいますので、

そういった安心があります。

 

自分が最後を家で迎えたい、ご家族を自宅で看取ってあげたいという気持ちが、

その安心感よりも勝るのであれば在宅を勧めても良いかもしれません。

 

 

 

もう一つのデメリットは、

「環境整備に初期費用がかかる場合もある、もしくは費用の予想がつきにくい」ということです。

 

病院であれば既に環境の整った場所で、

一日あたりいくらという料金が提示され、

大体のお金のやりくりも予想できます。

 

 

しかし在宅の場合、

住んでらっしゃる家の状況によっては、

介護保険で手すりを入れたり、

もしくは車椅子のレンタルや住宅改修が必要な場合も生じます。

 

または、自費で様々なものを購入する必要性も出てくるでしょう。

そういった意味では、

病院や施設に比べて在宅が安いか高いかは、

正直そのケース次第になってきます。

 

 

以上が、

在宅で暮らしていく上の大きなデメリットの2つです。

 

 

メリットはたった一つに集約してお伝えします。

 

「死を共有できること」です。

 

これには色々な意味があると私は思います。

 

 

例えばこのコロナが蔓延し、

いつ明けるともわからない状況の中、

感染対策を特に徹底しなければならない病院であれば、

今急変したりすれば入院してから万が一亡くなるまで、

面会はほとんど出来ないでしょう。

 

実際に訪問看護を利用されていた方のご家族や、

最近ご親族が病院で亡くなった方からもお話を聞き、

最後の瞬間には立ち会えなかったと言う事を聞きました。

 

 

もちろん、

病院や施設にはそれぞれの良さがあります。

 

安心感はどこよりも病院がありますし、

施設に頼らず自宅で暮らすというのは、

ご本人もご家族も大変です。

我慢しなければならないことも出てくるでしょう。

 

病院も施設も、

世の中に無くてはならない場所であることに

変わりはありません。

 

 

 

しかしそれでも私は、

私個人の考えではありますが、

病院で様々な治療を受けたり点滴や投薬で少し命が永らえるよりも、

最後のその一瞬まで自分の家で

家族と共に過ごしたいなと思います。

 

 

そして、いつも思います。

 

「死」とは、残された人の為にあると。

 

 

 

以前、身寄りの無い方で

ガン末期の患者さんがいらっしゃいました。

 

孤児として生まれ、

天涯孤独に各地を転々として生きてこられたそうです。

 

しかしその方は、

そんな悲しさや辛さを微塵も感じさせない優しい方でした。

いつも冗談を言って、

そしてそんな優しさから地域の方からも多く愛されていました。

 

 

 

ある日、もう症状もかなり悪く、

ここ数日がヤマかと言った時に私達は

代表とケアマネージャーを主導に、

この方の誕生日を開きました。

 

生まれてこの方、誰にも祝ってもらったことがないと

仰っていたのを、スタッフが聞いていたのです。

 

その日はたくさんの方が集まりました。

 

地域の方、大家さん、大家さんのご家族、てあてのスタッフ。

 

おそらく20人ほどが集まって、

ハッピバースデートゥーユーを歌いました。

 

その時に、もうほとんど体も動かせず声も出せないその方が、

涙を流して大家さんの手を握り、

「今までありがとう」と仰ったのです。

 

 

すると大家さんも手を握り返して、

「私達の方が、ありがとうだよ」と。

 

数日後、ご本人は息を引き取られました。

 

 

あの光景を思い出すたび、

死はその人のものであるとともに、

残された人達の為のものであると思い知らされます。

 

誕生日を生まれて初めて祝われたご本人も、

確かに嬉しかったかもしれません。

それはご本人にしか、知り得ないことです。

 

でもあの時のあの光景が、

確かに今私達の在宅への想いを強くしています。

 

 

その人の死から、様々なものを得る。

 

 

 

家族で家で最期のクリスマスを過ごせた。

 

孫と一緒にベッドで写真が撮れた。

 

大好きな家で庭を眺めながら亡くなった。

 

前日に大好物のメロンを食べた。

 

こんな、当たり前のようで当たり前でない事が、

その後生きていく私達の気持ちを強くしてくれると思いませんか?

「あの時ああしてあげればよかった」

「もっとこうすれば良かった」よりも

 

「いい最後だったな」

「最後まであんな調子だったな」と思うと、

思い出す度心があったかくなりませんか?

 

 

その人の死がその人らしいものであればある程、

思い出は美しくなると私は思うのです。

そして、私達残された人間を強くしてくれると思うのです。

 

だから私は在宅を続けたい。

 

死という言葉はネガティブなイメージが強いですが、

必ず生きていれば通る道です。

また、生きている間に出会うものです。

 

そして私達人間は、

生きているうちに「死」について考えられる

数少ない生き物です。

 

生まれ方は自分では決められません、

でも死に方は、

決められるかはわかりませんが考えることは出来ます。

 

 

ご家族の最後、ご自分の最後。

考える時間を作ってみても良いかもしれません。

 

 

長くなりましたが、私が思う在宅のメリット・デメリットについて書きました。

とはいえ私的な見解ですので、これが正しいとは言いません。

ですがもし、この内容を見て「在宅で」と思う方がいれば、いつでもご相談ください。

各種保険制度やサービス等、色々なご提案をしてお手伝いさせて頂きます。

 

てあてのモットーは、

「あなたらしさのお手伝い」です。

 

※長々真面目な話になったので、次回は軽いくだらない話を書きます(笑)

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